塾長:引地 秀司
外に出て自然を観察していると、色々な感動に出会います。
6月はヒメボタル。光り方がストロボを思わせます。せわしなくチカチカと輝くのです。
8月はウミガメの赤ちゃん。親と違って動きはすばやい。砂の中からうわっと飛び出して、セカセカとぜんまい仕掛けのおもちゃのように波打ち際に向かいます。
9月は南へ渡る小さなタカ。アカハラダカです。岩屋山や英彦山で発生する上昇気流に乗ってぐるぐる旋回しながらどんどん高く上ります。でも声を出さないのでなかなか気がつきません。
遠くに出かける必要はありません。長崎に住んでいるだけでも、今言ったような、あっと驚く場面に出会います。自分の住まいの近くにこんな感動があるなんて、すごいですね。これを独り占めにするのはもったいない。是非みんなに知らせたい。どうやったらうまくみんなに伝えられるか、今年はそんな勉強をします。