塾長:宍戸 直嗣
「長崎の食 探検塾」は平成16年4月に発足して、2年目になります。
約32名の塾生が研究目標に向けて活動しています。塾の開催は第3水曜日を除いて、原則として毎月2回、第2水曜日と第4水曜日の午後5時から午後9時まで実施しています。長崎の食材を使って郷土料理を掘り起こし、「食」について研究し市民の方々に伝えようとするもので、毎回自由に討議し、伝統野菜の調査や献立などの検討、その献立に応じた料理実習などを実施しています。作った料理はみんなで和やかに会食しています。
昨年度は岩崎食品(長与工場)長崎角煮まんじゅうの見学や御花(柳川市)の鰻重セット(ウナギとどじょう)の試食に行ってきました。今年度の見学地は長工醤油と島原方面の計画を立てています。
塾の方針は「地産地消」が一つの目標であり、できるだけ地元の新鮮な食材を利用して料理ができるように心掛けています。
今年度、塾の取り上げる研究課題は、(1)長崎の伝統・郷土料理(おかべなど)、(2)西洋料理・オランダ料理、(3)精進料理・普茶料理、(5)創作料理、(5)薬膳料理、(6)長崎の伝統野菜(長崎赤かぶ)の掘り起こしなど、他に米の料理、節句料理、海鮮料理、古文書によるおくんち料理などを取り上げ、一つでも研究成果がでるように塾生と共に努力しています。また、他の公的機関ながさきの「食」や市民団体、農業婦人団体等と協力しながら料理・試食会などを考え、長崎の食文化・長崎の食べ物として何が一番適当な物であるかを塾生と共に考え励んでいます。