塾長:川西 庄次
オブジェ塾は「くじらの潮吹き」の制作に取り組んでいます。
制作にあたり、まず、「くじらの潮吹き」をくんちの出し物としている万屋町自治会長さんに意見をお伺いしてみると「経費も非常にかかるし、制作も難しい」ということでした。
しかし、皆で討議した結果、伝統の継承という意味でも、本物にできるだけ近いものを作ろうという意見にまとまりました。
一から教えていただく訳にはいかないので、重要な土台作りの勉強のため、万屋町所有の土台(解体されている)を見せていただいたり、それを制作した岡田造船所の社長さんにご意見をお伺いしたりしました。
また、小ヶ倉町のくんちで使われた、一回り小さいくじらも見学させてもらいました。
そして構想も固まり、現在は東長崎の長崎市農業センターで制作しています。
日曜日にもかかわらず、毎回参加者も多く、非常に熱心で、それぞれの持っている、技術や知恵を出し合って、土台は完成に近づきました。
塾生の惜しみない協力には、まったく頭が下がります。
そして、いよいよ、これから竹の切り出し、くじらの制作と、まだまだ難関もありますが、塾生のやる気で、一致団結し、立派に完成していくだろうと楽しみにしています。