塾長:冨工 妙子
自然をフィールドにした河川環境研究塾はつねに自然の中の河川を見つめ、川の存在を多くの人々と共感できるように、川のあり方を考えていくことを目的としています。
その街の歴史、文化を伝え、周辺の人々の生き方を川は表現しています。人の生長に伴い、ふるさとの山や川の存在が、その人に勇気を与え、大きな支えであるように自然そのものは偉大な存在です。
二年間河川環境研究塾で学んだもので、国の取り組み、県、市の行政の役割が少しばかりわかったように思えます。長崎市の数少ない川を生き物の姿が見える川によみがえらせることを、大きな市民の声としていきたい。川の姿が街をどう変えるのか、塾生一同、河川のあり方、川の存在の意義、川の持つ使命を素直に出していきたい。
三年目の塾生としての意見がこのようにまとまり、これからも任意継続の形をとり、研究、研修を続ける約束ができました。
塾生の望む自然に近い川、生きた川の実現は夢ではなく、私たち自身の目と足でたしかめ、作りあげなければ・・・・
そう決意して今年の夏も暑い中、川歩きに汗を流して夢を追い求めていきたいと願っています。