塾長：小笹 悦二
本塾を希望された方で過去にステンドグラスの加工を経験された方はほとんどおられません。初心者に講義しても理解が得られにくいと考え、塾開催の早い時期に素晴らしい作品が展示解説されている施設を見学してステンドグラスに対する認識を深めるとともに、制作意欲を高める目的で、新緑の５月２３日におひな様で有名な日田市豆田町の「ステンドグラス覚」に、総勢１７名で貸し切りバスを利用して向かいました。
道中では塾長が用意したステンドグラスに関する資料でガラスの種類・製造工程の相違などを勉強しながら当日の予備知識としました。この会場には素晴らしいステンドグラスが展示してあるのみではなく、その製法についても図解入りで説明してあり、初心者でもおおまかな理解が得られたようです。さらに由布院ステンドグラス美術館を訪れました。ここにはアール・ヌーボーの最高傑作と呼ばれているエミール・ガレのガラス美術品などが陳列されてあり、我々はため息が出るばかりで、一歩でも早く前進するよう心がけなければならないと誓い合いました。
５月１８日に開催された中島川祭り（上野彦馬没後100回忌記念行事）に参加させていただき、作品の展示と体験コーナーを設けて多くの市民の皆様に親しんでいただきました。
