塾長：橋口 都
「長崎やけんステンドグラス塾」は、伝統ある長崎伝習所の一員として平成１４年度に仲間入りした新参者です。
塾生達が日頃教会などで目にした素敵なステンドグラスを、自分の手で作ってみたいと希望を抱いて参加している集団です。 しかし、ほとんどの塾生はステンドグラス制作の経験が無く、先生の説明を聞き漏らすまいと緊張して、 講義を受け実践した夜はなかなか寝付かれないとの声を耳にします。
ガラス加工での怪我にもめげず（皆さんの手に救急絆創膏が見られます）がんばり、 一作毎にガラス接合面のハンダの凸凹も少なくなり、美しい曲線を描けるようになりつつあります。 一作目は平面スタンド。二作目は６面スタンド、次の共同作品は円形スタンドと技術を向上させ、 年末には４面４段の可愛いクリスマスツリーがお目見えするまでになりました。
振り返って過去の作品を見ますと己の技術の拙さがよくわかり、 反省材料になってはいるものの、怖いもの知らずなところも多々見受けられます。 ステンドグラスの材料は種類が多く、作成したい物に合ったガラスを選び出して、 作者の技術と感性に合わせて素敵な作品をお見せすることができるようになるまでには、 一年を振りかえって、さらなる努力が大切だと痛感しております。
