塾長:後藤 惠之輔
平成13年6月より活動を始め、継続活動を認められました。昨年度からの継続塾生に加え、多くの新しい塾生を迎えての再スタートです。(塾生の中には実際に障害を持っている方も含まれています。)
本塾の目的は、高齢者、身体障害者等が長崎を訪れて、安全で安心して楽しく各観光施設を巡ることができるように、バリアフリー創造を行うことにあります。それにはまず、観光客が訪れる施設、その施設を包含する地区、およびそれら観光施設や観光地区を結ぶ移動線・移動方法について、バリアフリーの状況を調査点検しバリアフリーマップ等を作成することです。
本塾が発足してから約2年が経過し、塾生の努力で、バリアフリーアトラスの完成にまでこぎつけました。バリアフリーアトラスとは、バリアフリーマップとその詳説をまとめたものを指します。その内容はしかし、観光長崎の実態を反映して「バリアフリー」ではなく「バリアフル」の内容になりがちであることは残念でなりません。
今後、高齢者はますます増加しますし、身体障害者も増加の一途をたどっており、長崎を観光に訪れる高齢者、身体障害者等が増えることは確実ですから、観光施設等のバリアフリー化は急がれなければなりません。
最後にバリアフリーの総合学習をおこなった、長崎市立高尾小学校5年生(46名)の感想文のうちのひとつを紹介します。<このあいだ、車いすやバリアフリーのことをおしえてくれて、ありがとうございました。これからは、ろうじんや、しょうがいをもっている人に、やさしくしようと思いました。>