長崎市内にも数百年という歴史を持つ巨木(幹周3m以上)が数多く存在していることは意外に知られていません。 その巨木たちを見て、触れてみると、人それぞれ違いこそあれ、さまざまな感動や思いがあるはずです。 私たちの塾では、巨木を中心とした新たな観光資源の発掘ということを大きなテーマとして活動を行っています。
まず手始めに、市内で確認されている約120本の巨木の現場調査を、4班に振り分けて行いました。調査内容は、写真撮影、樹高、葉幅、幹周、位置と交通アクセスといった客観的な事柄に加えて樹木の元気度や印象、 その場所からの眺望、風景など感じたままをまとめてみました。
平成13年度は、調査のみで終了した感がありますが、それを踏まえた上で、2月2日に行った佐賀県の巨木視察は、大変有意義で楽しいものとなりました。
佐賀市与賀神社の大楠(樹齢1400年)、武雄市川古の大楠(全国巨木第3位)嬉野茶の原木とされる嬉野大茶樹など、 巨木を中心として公園整備がなされていたり、案内板や説明板、休憩所が設置され、広く、意義深く、 巨木に親しめる配慮がありました。
以上のことをもとにして、平成14年度には、巨木たちがより多くの人たちに親しまれるような方策の提案などの活動を行っていきます。