平成25年度
キリスト教関連遺産調査塾
塾長名
城田 征義
塾の目的
現在「長崎の教会とキリスト教関連遺産を世界遺産へ」の活動が、官民をあげて展開されています。長崎市内には、潜伏キリシタン関係の教会や墓碑を初めとして数多くのキリスト教関連遺産が残されていますが、その実体は十分に解明されたとはいいがたく、風雨による劣化も進行し、失われようとしています。このようなキリスト教関連遺産を調査し、国内外に発信することにより、長崎地域の歴史、風土、文化の面からのキリスト教関連遺産との関係を明らかにして、世界遺産登録への応援をするとともに、新しい観光資源としての活用を提案します。
活動内容
長崎市内に点在する、教会及びキリスト教墓碑、特にキリシタン墓碑などの関連遺産について、所在地、墓碑の形状、建立年代、形式、寸法、墓碑銘と全体の数、配置図などを実測、記録すると共に写真撮影なども行います。さらに墓碑などの関連遺産に関する地域の古老などからの聞き取り調査などもあわせて行い、教会についても同様に聞き取り調査を行います。
それらの結果を、市内外や、国外の人たちに長崎の教会とキリスト教関連遺産への興味、関心をもってもらうため、報告書を作成し、情報発信を行います。