平成26年度
キリスト教関連遺産調査塾
塾長名
日宇 孝良
塾の目的
平成25年度の成果と問題点を下記らかにして、西部地域を細分化した班による墓碑調査を軸に、他地域への移住等の調査班を加えた新たな班構成を行い行動する。
調査の過程で、禁教時代及びその後の時代を含めて他地域との信者(潜伏キリシタンを含む)の移動がかなりあることが明らかになった。それらについて移動の実態と理由を明らかにしていきたい。教会・寺院等関係筋の協力を得ながら、地元住民から聞き取り調査を徹底しておこなうことにより、かくれキリシタンをはじめとする庶民の信仰の内実や地域の特性のより正確な解明に努める。
活動内容
長崎市内に点在する、教会及びキリスト教墓碑、特にキリシタン墓碑などの関連遺産について、可能な限り詳細に調査する。
その際、所在地、墓碑の形状、建立年代、形式、寸法、墓碑銘と全体の数、配置図などを実測、記録すると共に写真撮影なども行う。
さらに墓碑などの関連遺産に関する地域の古老などから伝承事項などの聞き取り調査を行う。
それらの結果を整理、公表することにより、市民をはじめ、国内外の人たちの長崎の教会とキリスト教関連遺産への興味、関心を深め、世界遺産登録の一助とする。