塾長:杉山 和一
現在、地球規模で進行している温暖化が、大きな問題としてクローズアップされており、二酸化炭素の削減が緊急な課題となっています。交通分野から発生する二酸化炭素排出量は、全体の排出量の中で大きな割合を占めており、対策が急がれています。
私たちの塾では、2050年の長崎市域における交通システムの将来像を共有し、その認識の上に立って10年後の交通システムとそれを実現するための政策を考えます。
現在、日本や世界各地における持続可能な交通システムの先進事例(マイカー抑制、パークアンドライド、LRT、エリアライセンスなど)の資料を収集し、その内容について議論を行っています。
また、これらの結果に基づき、長崎市域における10年後の交通システムとそれを実現するための政策についてワークショップ形式で意見交換を行います。さらに、シンポジウムや講演会等を企画し、検討した内容を市民レベルの議論に広げたいと思っています。
定例会を毎月1回行っています。都市内の交通に関心がある人ならば、どなたでも参加を歓迎します。
なお、塾の名称の中のEST(Environmentally Sustainable Transport)とは、持続可能な交通という意味です。また、「ステークホルダー」という言葉は、利害関係者という意味で使っています。